今からできる!寝たきりにならない体づくり!
先月の敬老の日(9月19日)を迎えるにあたり総務省は高齢者(65歳以上)の人口・割合についてのデータを発表しました。
その発表によると、
総務省ホームページより引用
○高齢者の人口は3461万人
○総人口の27.3%が高齢者
高齢者の人口・割合ともに年々増えており、人口の4分の1以上は高齢者という時代です。
では、その高齢者の方々のうち、介護・支援を必要とせず健康で自立している方はどれくらいいると思いますか?
健康で自立している高齢者の方が約70%、介護・支援を必要としている高齢者の方が約30%と言われています。
ただ、健康で自立している高齢者の中にも、「かがむ時に腰が痛む」・「歩き始めに膝が痛む」など未病の症状を持っている方もいらっしゃると思います。
健康が全てではありませんが、人間誰でも健康で自立した生活を続けていたいと願っているのではないでしょうか。
【あなたの体、こんな危険サインはありませんか!?】
私は健康でまだまだ自立した生活を送っていけるわ!というあなた。
最近、以下の経験が増えてきたなと感じることはありませんか?
- つまずくことが増えた
- 何もない所で転んだことがある
- 気がつくといつも『すり足』で歩いている
これらは、あなたの体の健康度・老化度をはかる大きなサインとなります。
なぜかというと、厚生労働省が出している下記の表によると、高齢者の方が寝たきりになる主な原因に
「転倒・骨折」があるからです。
総務省ホームページより引用
なぜ転倒・骨折が寝たきりの原因になるかというと、
転倒・骨折で治療のために1週間以上寝込む
↓
寝込んでいる間、筋肉が急激に衰える
↓
ケガが回復したころには筋肉が無くなっている
↓
歩くことができなくなり寝たきりになる
という流れで寝たきりになる方が多くいます。
つい先日まで歩いていた方が、ちょっと寝込んでいた間に一気に歩けなくなってしまうのです。
また、その発生率は女性がとても高く、男性の2~3倍と知られています。
これは、女性が男性より骨が細いうえ、閉経による女性ホルモンの激減で骨が弱くなり骨折しやすくなるためです。
高齢者であれば誰でも急に寝たきりになる可能性があるので、転倒・骨折にはじゅうぶん気を付けなければいけませんね。
転倒・骨折後にはリハビリが必要です。
しかし、単にリハビリの中で筋力トレーニングだけを行えばよいかというとそうではないんです・・・
どうやって転倒・骨折を避けたらいい!?
さきほどお話しした下記の危険サインに覚えがある方は転倒・骨折のリスクが高まってきているので要注意です。
- つまずくことが増えた
- 何もない所で転んだことがある
- 気がつくといつも『すり足』で歩いている
では、そういった方はどうしたらよいのでしょうか。
転倒・骨折の一番の予防法は、当然「転ばないこと」なのですが、年を取ると日常生活でもとても転びやすくなってきます。
その大きな原因として、下半身の筋肉の老化、またそれに伴う姿勢の変化があります。
筋肉は、年を重ねるにつれて衰えやすくなっていくので、高齢者は筋量が減っている状態が多いです。
すると、『足を上げる筋肉』が弱くなり、昔はなんでもなかった段差に足が引っ掛かりつまずき転倒してしまうのです。
なので、転倒しないためにはリハビリの一環として『足を上げる筋肉』を鍛えることもとても重要になります。
次回は、この『足を上げる筋肉』の鍛え方(リハビリ)について紹介したいと思います。
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