みなさんは、天気の悪い日に体調が優れなかったり、痛みが出現することはありませんか?
これは自律神経系の働きと関係していると言われています。
今回はこの自律神経について紹介しようと思います。
●自律神経とは
自律神経とは、自分の意思とは関係なく刺激や情報に反応して、からだの恒常性機能をコントロールしている神経です。
つまり、人間が生きている限り無意識下で働き続けるからだの機能です。
眠っている時に呼吸する、血液を流す、胃で食べ物を消化する、腸で栄養を吸収する、
老廃物や疲労物質を集めて便や尿で排泄する、体温を調節するなどはすべて自律神経のはたらきです。
・運動すると脈拍が上がる
運動すると筋肉は多量の酸素と糖分を消費します。
これに反応し、心臓についている自律神経が心拍数を上げて酸素と糖分を多く含む新鮮な血液を全身にに補給しています。
・暑いと汗をかき、寒いと鳥肌がたって体がふるえる
体温を下げるために汗をかく(汗が蒸発する際の気化熱で体が冷える)。
体温を上げるために筋肉を小刻みに動かして熱をつくる(ふるえ産熱)。
・ご飯を食べた後は、眠くなる
食事をとったあとは内臓系が消化に働き、血流を内臓に多く必要とします。
そのため脳に行く血流が通常より少なくなり眠くなったり、ボーっとしたりします。
・細菌が入ってきても、すぐ病気にならない
最近が侵入すると、免疫系にはたらきかけて、必要な部隊(白血球や血小板)がはたらき細菌から体を守ります
これらもすべて自律神経の働きなのです。
自律神経は状況にあわせて体を適応させるために、体の中からと外からの情報や刺激にあわせて自動的に作動しています。
交感神経と副交感神経
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類の神経があります。
交感神経が働くと脳と体がいい意味でも悪い意味でも緊張します。
スポーツ時やなどの興奮しているときに多く働きます。
この緊張は脳や体を動かしやすくするためであり、主に日中に働きます。
一方副交感神経が働くと脳・体がリラックスします。
副交感神経は主に夜に働きやすいです。
この副交感神経の働きで夜も眠りにつくことができます。
この自律神経系の乱れが生じると、イライラや不眠、意欲の低下、
便秘などの消化器症状、頭痛、肩こり、動悸、倦怠感、めまいなどさまざまな症状が出現します。
・なぜ天気の悪い日に体調が悪くなるの?
いよいよ本題です!
人間の体は、常に同じ心拍数や体温を保っていることはありません。
気温や湿度、天気によっても体の調節を行っています。
自律神経の乱れのある人は、先ほど上記にあったように交感神経と副交感神経のバランスが乱れている状態にあります。
天気の悪い日は、低気圧の時であり、低気圧時は副交感神経が優位になると言われています。
しかし、自律神経が乱れとている人の場合は交感神経と副交感神経のバランスが偏っていて、
交感神経が極度に働いていることも多く、それを補うために副交感神経も過剰に働いてしまいます。
そうなるとどういう状態になるかというと、通常時とくらべ
・肩こり
・腰痛
・体のだるさ
などの身体の症状が出現しやすくなります。
また、自律神経はバランス感覚をつかさどる、耳の内耳や皮膚の温度とも密接に関係しているため、
・めまい
・吐き気
・さむけ
などの症状が出現するといわれています。
交感神経・副交感神経はどちらも大切な神経ですが、神経の働きすぎはよくありません。
何事もバランスが大切という訳です!!
※今回は、一般的に言われている自律神経失調症と雨の関係について、ご紹介しました。
しかし、紹介したような症状が出ているからといって、必ずしも自律神経の乱れがあるということではありません。
次のブログはその対策、ハレルでの対処法についてお伝えいたしています!!!
女性の方は特にホルモンバランス、生理現象など自律神経の異常が起こりやすくなっております。
興味のある方は、要チェックです!!
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