こんにちは!未病リハビリセンター飯塚店の奥です。
今日は肩こりと頭痛の密接な関係をご紹介いたします。
お客様で酷い肩こりでご来店される方のほとんどの方が頭痛の訴があります。
「肩がこって2,3日すると頭痛が酷くなるのよ」「昔から偏頭痛と肩こりが酷くて」
最近は10代の若年層にも肩こりや頭痛の訴えが多くなってきました。これには普段の生活習慣が関与しています。
【製薬会社の調べによると】
エスエス製薬(痛み止めのEVEなどで有名)の調べによると、お客様に頭痛の原因だと思うことは?アンケートを取ったところ肩こりがNo.1でした。
このアンケート結果からもわかるように『肩こりと頭痛は何か関係がありそうだ。』ということは皆さん理解されているようです。
【肩の筋肉と頭痛】
肩こりの筋肉として代表的なのが僧帽筋という筋肉です。僧帽筋は後頭部~肩甲骨の下のほうまであるとても大きな筋肉です。作用としては肩甲骨の動きや頭を反らすことに使われる筋肉です。この僧帽筋が硬くなると、とても大きな筋肉なので周囲の筋肉にもストレスを与えます。
そしてここからが重要です!この後頭部周囲の筋肉が硬くなると脳に血液を送る血管を圧迫し、脳への血流不足から頭痛が起こってしまいます。
ではなぜ僧帽筋が硬くなるのでしょう?これは姿勢と密接な関係があります。
【姿勢と僧帽筋】
姿勢は横から見るとおおよそ4つのパターンに分類されます。
これは壁を背にして自然に立ってみると自分でもチェックできるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
特に肩こりで悩まれる方の多くが3番のスウェイバックという姿勢の方が多いです。スウェイバックになると頭の位置が重心より前に行き、常に後頭部の筋肉を使っていないと頭が倒れてしまします。始めに10代の若年層にも肩こりが増えてきているとお伝えしましたが、パソコンやスマートフォンの復旧により頭を前に倒す時間が長くなり後頭部の筋肉が凝ってしまい肩こりになります。
また女性に多いのが、姿勢が悪く猫背になることを過剰に気にしすぎて逆に反りすぎているパターンです。
「胸を張りましょう」や「背筋をピンと伸ばして!」など言われすぎて背中を反ってないですか?
そのような方は壁を背に立った時にお尻が壁につかず、1番のような姿勢になってしまします。1番のような姿勢になると腰の筋肉をずっと使い続けているので腰痛と肩こりの訴えをするようになります。
腰の筋肉と肩や首の筋肉は筋膜という組織で繋がりがあります。これをスーパーフェイシャルバックラインといいます。何かかっこいいですね。(笑)
このスーパーフェイシャルバックラインは足の裏→ふくらはぎ→太ももの裏→腰→肩→後頭部→額と繋がっており、体の後ろ側全体に広がっています。
【肩こりに対するケア】
肩こりに対するケアは大型量販店に行けば多くの物が売られています。
しかし今日は何も道具を使わなくても簡単に行える方法をお教えします。
それはふくらはぎのマッサージです!何で肩こりなのにふくらはぎ!?と思ったかもしれませんが、先ほどお伝えしたように体の後ろ側の筋肉は筋膜によって繋がっています。そのため、ふくらはぎの筋肉をマッサージすることで肩の筋肉のリラクセーションを行えるという訳です。そこでふくらはぎを簡単にケアする方法をご紹介します。
①体育座りの姿勢になります
②ふくらはぎの真ん中に両手の親指を並べて置き、すねに向かってやや痛みを感じる程度押します。
③そのまま20秒キープします。
④そこから当てている親指を真ん中から左右に向かってミカンを割るように広げていきます。
⑤これをふくらはぎの上から踵まで繰り返していきます。
以上です!簡単ですね!!肩こりでお悩みの方はお風呂などで試してみて下さい。
肩痛専門治療院【未病リハビリセンターハレル飯塚店】
TEL:0948-88-9140
住所:飯塚市菰田西1丁目9-18
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