こんにちは!「もう二度と整骨院・整体院に通わなくてもいい体を作る整体院」未病リハビリセンターハレル諸岡店院長のしまぞえです。
本日も私のブログをご覧いただきありがとうございます。
膝関節や股関節といった足の稼動部は、常に負荷を受けています。
この負荷を和らげるために、関節には軟骨と呼ばれる柔らかい滑りの良い組織が存在していて、この軟骨が衝撃を吸収してくれます。
しかし軟骨は傷ついても再生しないため、過度なトレーニングを続けていたり、歳をとってきたりするとすり減ってしまいます。
この軟骨の損傷によって発生する炎症である関節炎は、膝や股関節の痛みの原因となります。
そのように言われると、関節を守るためには運動しないほうが良いと誤解されるかもしれません。
さて、本当にトレーニングが軟骨を削る原因なのか?
今回は、その疑問に論文の報告を交えて説明します。
1、関節軟骨の損傷原因は トレーニング? 過体重?
慢性的な機械的な加重を加え続けることは、膝の構造に物理的なダメージを蓄積することになります。
一方で痩せていてBMIも低いランナーの体型は、膝の関節炎の発症を予防するとも言われています。
アメリカのベイラー医科大学(baylor college of medicine)のGrace Hsiao-Wei Lo医師らは、ランニングの習慣が初期の関節炎の発症に与える影響について調査を行いました。
対象として2,439人(55%女性、45%男性)の関節を検査し、その後の4年間でどのくらい関節が傷ついたのかを調べました。
その結果、日常的に走っている人たちよりも、運動をしない人たちのほうが11%も多く関節が損傷していた(初期の関節炎になっていた)のです。
この研究では若年層だけではなく、高齢者にとっても走る習慣が関節炎の予防になることがわかりました。
つまり運動によって軟骨が減るよりも、運動不足によって減る軟骨の量が多いのです。
2、軟骨が減る原因
関節が痛む、動かしにくくなるなど軟骨の減りによってさまざまなトラブルが起こります。
では、なぜ軟骨はすり減るのでしょうか。
関節トラブルを未然に防ぐためにも軟骨が減る原因について把握することが大切です。
1⃣、加齢による基礎代謝の低下
軟骨がすり減る原因は主に「加齢」です。
車のタイヤと同じように年がたつにつれて軟骨もすり減ってしまいます。
基本的に軟骨は骨にかかる負担を受け止めているため、全体重がかかってしまいます。
毎日全体重の負担がかかっているのですから、すり減るのは仕方のないことです。
けれども、減り具合を少なくすることはできます。
年老いても健康的で自分の足で歩いている人はたくさんいます。
自分の足でしっかりと歩いている人は、基礎代謝が高い特徴を持っています。加齢と同時に自然と基礎代謝は低くなるので注意しなければなりません。
基礎代謝を高めることも軟骨の健康を守る大切なポイントです。
2⃣、不規則な生活習慣
軟骨が減る原因は「生活習慣」にもあります。
あなたは今、健康的な生活を送っているでしょうか。
不規則な生活習慣は軟骨がすり減ってしまいます。
コンビニ弁当やレトルト食品、スナック菓子などに食事が偏り、高カロリーなものばかり食べていると肥満体型になるでしょう。
そして、糖尿病や高血圧、高脂血症など生活習慣病にかかるのです。生活習慣病は軟骨に大きく関係しています。
また、不規則な生活習慣は血行不良になる原因です。
軟骨に大きな負担をかけることは間違いありません。生活習慣が乱れている人は少しずつ正しい生活に戻してくださいね。
3⃣、外的要因による軟骨の減り
不規則な生活習慣や加齢のほかにも軟骨が減る原因はあります。
過度の労働やスポーツによる間接の酷使、捻挫やケガなどの外的要因もあるのです。
普段運動していない人が激しい運動をすると関節に大きな負担がかかってしまいます。
関節を鍛えるはずが悪影響を与えてしまうのです。
運動不足を解消しようと行動するときは急に激しい運動をするのではなく、少しずつ行動してください。
また、事故やケガによって軟骨がすり減っている可能性もあります。
当てはまる人は1度病院で診てもらったほうが良いでしょう。軟骨がすり減る原因を把握しなければ適切な対策ができません。原因が不明な人は調べてもらってください。
いかがでしたでしょうか?
次回もあなたの膝のお悩みが少しでも「ハレル」ようにアイディアや方法についてお伝えしていきますね♪
それではまた明日!!
「もう二度と整骨院・整体院に通わなくても良い体を作る整体院」未病リハビリセンターハレル諸岡店
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