こんにちは。
本日は膝の痛みの薬についてお話します。
ロキソニンとは
関節やその周囲の組織が傷ついたりすると、「プロスタグランジン」と呼ばれる「痛み物質」が大量に出ます。
傷ついた組織は赤く腫れて熱を持ち痛みが出ます。これを「炎症反応」と呼びます。
プロスタグランジンは「炎症」を引き起こし、異常を知らせる役割をもっています。この痛み物質が脳に届くと、脳は「痛み」を感じ取り、同時に体温を上昇させます。
ロキソニンは痛み物質の中の酵素に働かけ、その働きを抑えるお薬です。
ロキソニンには医療用と一般用があり、病院で処方される医療用ではほとんどの患者さんに処方されています。
ロキソニンの副作用
ロキソニンに限らず、どんな薬にも副作用があります。
ロキソニンを服用した0.1~1%未満の人が腹痛、胃部不快感、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢などを訴えています。そこから更に0.05~0.1%未満の人が消化性潰瘍、便秘、胸やけ、口内炎などの症状が起きていると報告されています。
ロキソニンは胃や十二指腸、大腸、小腸などの消化器官の粘膜に粘膜障害を起こしやすく、もともと副作用の多い薬と言われます。
日本では常備薬として処方されるケースが多く、海外では副作用の多さからあまり処方されず、手術後の痛み止めとしても使わないことも多いようです。
プロスタグランジンには消化器官の粘膜を保護する機能もあり、ロキソニンの服用によって消化管の粘膜を保護する機能もなくなってしまうので、胃酸などの作用によって消化器系が傷ついて、潰瘍が起きてしまいます。
そのため長い期間、ロキソニン服用し続けると消化菅の粘膜障害を引き起こし、腎臓の病気になる人もいます。
報告されている副作用の多くは症状が軽く、ほかの解熱鎮痛剤でも起こるような症状であるため、心配する必要はありません。
自身の体質と薬との相性の良し悪しがあるので、今までに薬を飲んで体の調子を崩したことがある場合は余計に慎重になる必要があります。
薬を処方されるときに医師や薬剤師に相談して的確なアドバイスをもらうことが1つの方法になります。
痛み止めは単なる対症療法にすぎない
膝の痛みがあり、ロキソニンや湿布薬などを使って痛みが和らぐのはボルタレンなどの薬品の成分が鎮痛剤として効いているからです。
根本的な原因が解決されないままの状態だと痛み止めの効果が切れてしまうと、また痛みを感じてくるようになります。
痛みを感じる度に痛み止めを飲んだり、少しでも痛みを感じるとより効果の強い薬に変えたり、湿布をずっと張り続けたりする方は、痛み止めや湿布薬に依存しやすいため、ずっと痛み止めや湿布を使う傾向があります。
また、先ほどもあったように副作用によって消化器官の機能が低下し、潰瘍などが起きたりします。
湿布や痛み止めなどの鎮痛消炎剤の長期服用は、自律神経のバランスを乱し、膝の痛みは消えず、身体に元々ある自然治癒を遅らせます。
痛み止めの服用や湿布を使用することで、膝の痛みは和らぎます。しかし、長期間利用すると副作用が出てきたり効果が弱まってきます。また、痛み止めや湿布は根本的な治療ではなく、痛みに対する対象療法であるため、今の状態以上に状態が悪化していきます。
膝の痛みの原因を根本的になくすためには、膝の痛みの原因となっている姿勢や動作、習慣を改善していく必要があります。
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